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    エイズの治療法

 エイズは治せるの?

HIVに感染しても、すぐにエイズを発症するとは限りません。多くは数年以上の長い経過を辿ります。さらに早期の治療により、エイズ発症までの期間を延ばしたり、発症後の進行を遅らせることも可能です。最近では、逆転写酵素阻害剤とプロテアーゼ阻害剤を組み合わせる治療(カクテル療法)により、HIVをかなり減少させることが可能となり大きな成果をあげています。そして、医師の指示にきちんと従い、根気よく治療に当たることが大切です。

なお、2005年7月に、従来とは性格の異なるエイズ新型薬(AK602)が開発されたとして、今後が期待されます。


 エイズ治療法 - 逆転写酵素阻害剤とプロテアーゼ阻害剤

HIVは身体の免疫を司るヘルパーT細胞に入り込み、逆転写酵素を使って自分のコピーを鎖型に作ります。そしてプロテアーゼにより、鎖型になったHIVを適当な大きさに切り分けます。こうして増殖したHIVは、ヘルパーT細胞を内側から破壊して、別のヘルパーT細胞に入り込んで同じ事を繰り返し、人間の抵抗力を奪います。

そこで逆転写酵素阻害剤とプロテアーゼ阻害剤を使って、HIVが逆転写酵素とプロテアーゼを使えなくすることで、HIVの増殖を防ぎ、エイズ発症を押さえることが可能になります。

なお、こうした薬剤の使用に当たっては、HIVの薬剤に対する耐性を極力生まないよう、充分な注意が必要です。


 エイズ治療法 - エイズ新型薬(AK602)の開発

2005年7月5日、神戸市で開かれたアジア・太平洋地域エイズ国際会議で熊本大の満屋裕明教授はエイズ新型薬を開発したという発表がありました。

「米国のエイズ患者計40人を対象に臨床試験を実施し、1日2回、1回600ミリグラムの薬を10日間使用した結果、ウイルス量が平均約100分の1に減り、600分の1まで減った患者もいた。副作用は、便が軟らかくなった人がいた程度だった。 」

同教授によると、この新型エイズ治療薬は「副作用がほとんどなく、従来の薬が効かなくなった人にも効果の高い」ため、製品化されれば、治療の新たな切り札として期待される。


詳細について、こちらの記事をご参照ください。
http://www.asahi.com/health/news/OSK200507050053.html